メイのハムスター、そして... 小2-1月

サツキが飼い始めたハムスターのレモンくんをみて、
メイもハムスターを欲しがりました。

メイの誕生日は先月末で、過ぎたばかりですが、
毎朝ひとりで登校していて「気持ち悪い」と言い始めていた頃でもあり、
「頑張って行っているね、これからもね」
と応援する意味で飼う事にしました。

ペットショップで何匹か手に乗せ、おとなしそうな子を自分で選びました。
メイのハムスター、そして... 小2-1月_d0258224_15143077.jpg
「名前、何にしようかな~」
すぐに決めずにゆっくり考えることにしたようでした。





「ママ、目が怖い...」


次の日の朝、メイが私に言った言葉です。

サツキが休んでいて、さらにメイが行かなくなってしまったら...
それはどうしても避けたい事でした。
ここ数日のメイの様子から、不安が顔に出てしまっていたのでしょう。

これではいけない、笑っていなくては。
そう思い直して見送ろうとしましたが...

メイはランドセルを背負ってドアを出てすぐ、
「気持ち悪い、吐きそう」
そういって部屋へ戻り、うずくまり動かなくなってしまいました...

夫はこの日は外出。
私はカウンセリングの日。
少し落ち着いた頃に聞いてみました。

「お母さんは出かけるけれど、サツキと留守番できる?」
「ううん、できない」
「一緒に出て、そのあと大丈夫だったら学校へ行こうか」
「うん」

ランドセルを背負ったメイを連れて、カウンセリングへ行きました。
話しを聞いて下さるのは30歳くらいの女性、場所はゆったりした喫茶店。
大きなテーブルの端で私は小声で先生と話し、
少し離れて座ったメイはハムスターの名前をずっと考えていました。


先生とお別れした後、小学校の前を通るバスに乗りました。
私が「さあ、降りよう」と言っても、メイは首を横に振るばかり。
窓際に座って、通り過ぎる小学校を目で追うメイ。

「今は行けないの。ずっとあとになったら行くから」


そして本当に、この日から完全不登校となりました......
by yotsuba0623 | 2011-01-20 01:01 | 不登校以前